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アルファベットで見るIDA - アフリカ

アフリカにおけるIDAの取り組み

国際開発協会(IDA)は、最貧国のための世界銀行の基金です。世界最大規模の開発援助機関の一つとして、保健、教育、インフラ、農業、経済、組織・制度開発の分野で、アフリカの39カ国を含む世界の最貧国77カ国を支援しています。

IDAはアフリカで、債務国の債務削減から、電気の通っていない地域に住む数百万人へのクリーン・エネルギーの提供、そして、自然災害や、エボラ出血熱のような致死率の高い感染症が発生した国々への人道援助から復興支援に至るまで、主要な課題に対応する機関であると認識されています。IDAほど、世界の最貧国に特化し、世界規模の複雑な課題に対応し、そのための使命とセクター横断的知見と資源を備えた国際機関は他にありません。

IDAは、2005~15年度に、サブサハラ・アフリカ地域で1,065件のプロジェクトに対して、782億ドルを提供しました。IDAの支援を受けたサブサハラ・アフリカ諸国では、貧困削減に進歩が見られます。経済成長が各地で進み、1日1.90ドル未満で生活する貧困層の割合は2012年の43%から2015年は35%に減少しました。

IDAは、従来の活動をそのまま繰り返すのではなく、革新的取組みを進める機関です。太陽光を利用した住居の照明や企業への電力供給など、各国が従来のエネルギー源から脱却できるよう支援し、変化を続ける環境の影響に対処する一方で、長期的には気候変動に迅速かつ適切に対応できる強靭な社会の構築を図っています。IDAは、農作物を病害から守り、安定した食糧確保のために携帯電話を利用して小規模農家にリアルタイムで最新情報を提供しています。また最近では、ソマリア沖海賊対策の調査・研究にも資金を提供しました。さらに、紛争や災害に見舞われた国が、安定と成長に向けた歩みを軌道に乗せられるよう、長期的な支援を提供しています。

この他にも、 アフリカジェンダー紛争影響下の脆弱国気候変動、 および 組織・制度の強化に関するIDAの活動ついてまとめた「アルファベットでみるIDA」シリーズをご覧ください。

アンゴラ

  • 予防接種を受けた子供が2012年の3万4,000人から2014年は16万7,809人に増加。5価ワクチンの接種を受けた0~1才の乳児の割合は、2012年の27%から2014年は71%に増加。
  • 2013~14年、230万人が保健、栄養、性と生殖に関する基本的サービス・パッケージを活用。

ベナン

  • 2005~12年、75万人がコミュニティ主導のプロジェクトによる恩恵を享受し、16万人の児童が新たに就学し、2万5,000人が安全な水へのアクセスを確保。
  • 成果連動型融資によるプロジェクトの対象地域で、2015年時点で予防接種率86%を達成(全国平均は40%)。

ブルキナファソ

  • 2012年半ば時点で、新たに創出された正規雇用は9,741件。2014年末時点で、総合登記所での事業登記数は7万624件。
  • 起業の所要日数は、2004年の45日間から現在は3日間に短縮。建築許可取得の所要日数も、2006年の260日から30日に短縮。
  • 2014年末時点で、発行済み建築許可証は4,224件。

ブルンジ

  • 総合申請所が新設された結果、建築許可取得の所要日数が2012年の137日から2013年は99日に短縮。
  • 農業生産性向上プロジェクトの下、小規模農家の1ヘクタール当たりコメ生産高が、2010年の2.5トンから、2015年は4トンまで増加。バナナの1ヘクタール当たり生産高は、2010年の9トンから2015年は22.7トンに増加。

カメルーン

  • 2012~13年、保健施設にアクセスしやすくなった人は42万8,925人、学校まで通いやすくなった生徒は4万4,340人、整備された水源にアクセスを得た人は42万7,100人。
  • 2009~15年、330万人が保健、栄養、性と生殖に関する健康の基本的なサービス・パッケージにアクセスを確保。予防接種を受けた子供は19万7,333人、熟練した専門家の立会いを受けた出産は19万7,333件。

中央アフリカ共和国

  • 2014~15年、「食糧危機対応・農業再活性化のための緊急プロジェクト」の一環として始まった食用作物生産の恩恵を14万7,105人が享受。同プロジェクトの下、5,005トンの食糧が配布され、種子生産が371トン増加。
  • 2012~15年、32万7,843人が保健、栄養、性と生殖に関する健康の基本的なサービス・パッケージにアクセスを確保。
  • 2000~12年、11万9,000人(妊婦1万人以上、教師2,000人、軍関係者とその家族7,000人近く)がHIV検査を受診。
  • 2007~12年、教師1,023名および校長22名を採用し研修を実施。3,000の新カリキュラムを提供し、教科書17万8,500冊、教材5,596セットおよび5,130台の机を配布。

チャド

  • 2003~12年、260万冊の図書を学校に配布し、400の教室を建設・整備、2万人が読み書きを習い、コミュニティの教師1万1,700人に研修を実施。
  • 2012~15年、12万3,500人が農作物生産高の伸びによる恩恵を享受。

コモロ

  • 世界的な危機および2012年の洪水に対応するために実施されたIDA緊急融資による「労働の対価としての現金給付」と「コミュニティ主 導のインフラ整備プロジェクト」により、7万1,000人以上が直接の恩恵を享受。

コンゴ民主共和国

  • 2014~15年、都市部の130万人が、より安全な飲料水へのアクセスを確保。
  • 2014年2月~12月、コンゴ東部で学校、給水所、橋などコミュニティ・インフラの再建により6万9,017人が直接的な恩恵を享受。
  • 2011~15年、道路全長1,765キロメートルなど、農村インフラの建設により、500の村落が恩恵を享受。

コンゴ共和国

  • 2010~15年、首都ブラザビルとポワント・ノワールで87万5,000人が水・電力・都市開発プロジェクトの恩恵を享受。39万5,000人が、安全な水源へのアクセスを確保し、40万人が整備された下水サービスと全天候型道路へのアクセスによる恩恵を享受。

コートジボワール

  • 2015年時点で、都市インフラの修復と建設により、都市部で定期的に発生する洪水から新たに6万1,800人を保護。
  • 2012~15年、農村道路634キロを修復。
  • 2008~12年、元兵士、武装した人々、危機的状況にある若者など1万8,000人が社会復帰のための活動に参加。
  • 2008~12年、74の地方事務所が設置され、労働集約型の手法により農村道路65キロを修復。
  • 2012年、HIVに感染した妊婦の44%に、母子感染のリスク低減のため抗レトロウィルス治療を実施(2007年には未実施)。

エチオピア

  • 一貫して高い経済成長を背景に、IDAが支援する農業生産性向上プロジェクトや、基本的サービスへの歳出、効果的セーフティネットにより、貧困率が2000年の44%から2011年は29.6%に低下。
  • 2014~15年、農村部に暮らす110万人がより安全な水へのアクセスを確保。
  • 妊婦健診を一度でも受けた妊婦の割合が2012年の43%から2014年は58.5%に改善。熟練した専門家の立合いの下で行われた出産の割合が同期間に50%以上改善。
  • 2010~13年、「教育の質全般向上プロジェクト」の下、7,810万冊の教科書と教師用の手引きを作成・印刷の上、国内の小中学校に 配布、148タイトル以上の新しい教科書と教師用手引きを5カ国語で作成。同期間に、新たに採択された規則にもとづき、9万2,541人の初等学校教師が、1年間の講座を修了したレベルから3年間の講座を修了し認定を受けたレベルまで学歴を向上。

ガーナ

  • 2010~15年、合計12万3,106人の単純労働者(うち女性は約60%)に、590万日分の雇用を提供。
  • 2015年、支線道路589キロの建設、134基の小規模な土堰堤と地下壕の建設、80件の気候変動対策を完了。
  • 2013~15年、支援を受けた農民によるホロホロ鳥の生産が500%増。

ケニア

  • 2015年、世界銀行、GPOBA(成果連動型援助のためのグローバル・パートナーシップ)、ケニア電力会社のパートナーシップにより、ナイロビの貧困地区に暮らす15万世帯に安全で割安な電気を安定供給(2014年はわずか5,000世帯)。
  • 2007~15年、農村コミュニティ・エンパワーメント・プロジェクトを通じ、農村部の200万人以上の所得が向上。
  • 国家セーフティネット・プログラムの下で現金給付支援の恩恵を受けた人が、2013年の170万人から2015年は260万人に増加。

レソト

  • 2014~15年、国のビジネス環境改善、金融アクセス拡大、選ばれた非繊維セクターの開発による国の経済多角化のためのプロジェクトの下、2万8,616人が恩恵を享受。
  • 2013~15年、5つの優先地区の内2つで、100の非政府組織を対象にHIV大流行への対応に関するトレーニングを実施。

リベリア

  • 飢餓防止ならびにエボラ危機後の農業セクター再建のため、2万の農村世帯に質の高いコメの種子を配布。
  • 2011~15年、道路の改修・維持のためのプロジェクトの下、1万800時間の実地研修を実施。

マダガスカル

  • 2015年、290万人以上の学生が、IDAと「教育のためのグローバル・パートナーシップ(GPE)」の資金を受けたプロジェクトによる恩恵を享受。
  • 2012~14年、76万2,882人が保健、栄養、性と生殖に関する健康の基本的なサービス・パッケージへのアクセスを確保。
  • 2012~15年、予防接種を受けた子供は14万9,376人。2012~14年、熟練した専門家の立会いを受けた出産は7万4,593件。



マリ

  • 2015年9月末現在、4万3,613世帯(34万9,031人)が現金給付と関連する取組みによる恩恵を享受。受給者の半数以上が女性と子供。
  • 2009~15年、都市部の160万世帯に電力アクセスを確保し、370万人が恩恵を享受。
  • 農村人口の内、季節を問わず通行可能な道路へのアクセスを持つ人の割合が、2007年の32%から2015年は45%に改善。

モーリタニア

  • 2014年5月からわずか1年間に、女子にとって魅力ある中学校教育を提供すべく、計画中の中等学校13校について契約を締結。初等学校教師8,800人近くにトレーニングを実施。基礎教育のための100万冊以上の教科書の製作・印刷を開始。さらに、4年生と5年生用の教材32万2,000セットを配布、基礎教育のための100万冊以上の教科書の製作・印刷を開始。
  • 2012~14年、公共資源管理改善のための改革を通じ、税収額を50%近く拡大。

モザンビーク

  • 2007~15年、都市部の79万5,508人が安全な水資源へのアクセスを確保。
  • 初等学校に就学する6歳児の割合が2011年の70%から2015年は81.5%に改善。2011~15年、プロジェクトによる支援の結果、新たに1万4,722人の優秀な初等学校教師を確保。
  • 2010~14年、防虫剤処理済みマラリア対策用の蚊帳190万張を調達・配布。

ニジェール

  • 2011~15年、180万日分の臨時雇用を創出。内47万7,630日分は女性が対象。
  • 2011~15年、4万4,888世帯が現金給付へのアクセスを確保。
  • 農産物の輸出力強化と輸出拡大のためのプロジェクトにより、12万6,341人が恩恵を享受。

ナイジェリア

  • 2015年、ポリオの予防接種を受けた子供の数が、2014年の98%増に相当する5,550万人に増加。
  • 2014年7月から2015年7月までに、ポリオの症例数がゼロになり、ポリオ絶滅を目指すナイジェリアにとって重要な節目に到達。
  • 2015年、公的機関の契約のうち、自由競争により決まった契約件数の伸びが、85%を記録(2009年は20%)。
  • 2015年、HIVに感染している6万3,350人(2010年以降140%以上増)の妊婦を対象に、母子感染を防ぐために抗レトロウィルスによる予防処置を実施。

ルワンダ

  • 2009~15年、41万2,000世帯を送電網につなぎ、全長3,000キロの送電線・配電線を敷設することで、安定供給される費用効果の高い電力に市民のアクセスを確保。
  • 2008~12年、農耕地整備により1万9,828人に恩恵をもたらすと共に、7,000人に雇用を創出。

セネガル

  • 2012~15年、国内で42万3,000人の農業生産者と加工業者が、改良型農業技術の開発、普及、導入による恩恵を享受。
  • 「西アフリカ農業生産性プログラム(WAAPP)」の下で、多収性で成長が速く、干ばつに強いキビ、モロコシ、ササゲの14の新品種に着目して、気候変動に対応できる農業について研究を実施。
  • また、博士課程の学生99人と修士課程の学生71人が、科学分野でキャリアを築き、農業研究が進んでいない分野の遅れを取り戻すべく活躍できるよう支援。
  • 初等教育に就学する子供の割合が、2005年の81.9%から2014年は86.8%に、初等教育修了率は2005年の53%から2014年は73.4%にそれぞれ改善し、大学進学率は52%増加。
  • 2010~15年、都市部の20万6,160人が水道へのアクセスを確保し、8万2,260人が整備された衛生サービスへのアクセスを確保。同期間に、農村部の17万2,370人が安全な飲料水へのアクセスを確保し、新たに19万3,730人が整備された衛生サービスにアクセスを確保。

シエラレオネ

  • 不法漁業を取り締まり、地場の小規模漁業者専用の水域を設定するプログラムにより、漁業セクターからの公的な収入が2008年の90万ドルから、2013年は380万ドルへと、5年間で322%拡大。

南スーダン

  • 2014年、マラリヤ対策用として長期に使える防虫剤処理済みの蚊帳120万張を調達・配布(2012年は12万6,451張)。
  • 2013年、2011年の2,000%増となる37万4,206人の子供(生後6カ月から59カ月)にビタミンAを投与。
  • 2013年、生後12カ月未満の4万7,287人に、ジフテリア、百日咳、破傷風の予防のため、DPT3種混合ワクチンを実施(2011年は1万6,986人)。

タンザニア

  • 農村部で、2015年までに、2007年の75%増となる800万人が新たに清潔で安全な水へのアクセスを確保。2007~15年、都市部でも、新たに23万世帯(230万人)が清潔で安全な水へのアクセスを確保。
  • 2015年、公共工事で1,690万日分の労働を提供(2005年の540万日から213%増)。

トーゴ

  • 2012~15年、学校90校(教室数248室)、保健センター13カ所、掘削孔44、公衆トイレ4、農村道路と踏切2カ所、簡易市場2カ所の建設により、3,275人が恩恵を享受。
  • 2013~15年、子供の栄養不良に取り組む社会セーフティネット・プログラムの一環として、1万4,016人に資金援助を提供。

ウガンダ

  • 不動産登記の所要日数が、2006年の225日から2013年は52日に、事業登記の所要日数は2006年の135日から2013年は2日に、それぞれ短縮。
  • 2003~12年、300万人以上(ウガンダ北部の人口の47%)が、安全な飲料水や整備された衛生施設など、改善されたサービスへのアクセスを確保。
  • 2009~14年、17万900人が保健、栄養、性と生殖に関する健康の基本的なサービス・パッケージを活用。保健従事者961人にトレーニングを 実施し、230の保健施設を建設・改修・整備。

ザンビア

  • 2010~13年、404の保健施設を建設・改修、整備し、345人の保健従事者にマラリア患者識別・治療のためのトレーニングを実施。
  • 2010~13年、マラリヤ対策用として長期に使える防虫剤処理済みの蚊帳250万張を調達・配布。
  • バナナ自作農が灌漑設備開発プロジェクトの恩恵を受けた結果、ヘクタール当たりの生産高が、2011年の14トンから2014年には28トン に倍増。

国際開発協会(IDA)

国際開発協会(IDA)は、最も困難で複雑な状況にいる数億の最貧困層が悪循環から抜け出せるよう道を開くことにより、開発分野の状況を大きく変えています。

  • グローバルな課題への取り組みを主導。気候変動の影響への対応力強化から、兵士の社会復帰のための雇用創出にいたるまで、公共の利益のために困難な課題の解決に向けて力を結集するなど、より安全な世界の構築に貢献。
  • 状況を大きく転換。IDAは、各国が文字通り開発の状況を一変させるようなソリューションを支援。例えば1970年代、飢餓に陥った南アジアの数百万の人々のために農業の歴史を変えるようなソリューションを提供。債務削減や有鉛ガソリンの段階的廃止の分野でも先駆的な取り組みを実施。
  • 長期的支援を提供。報道で大きく取り上げられなくなった後も、IDAはその国に留まり、成果を持続させるために、長期的な成長と能力の強化を推進。
  • 最貧国は収益が見込めないと見捨てられがちだが、IDAは継続して支援を提供。数億もの貧しい人々が、安全な飲料水、電気、トイレを利用でき、尊厳ある質の高い生活を実現できるよう支援。
  • 女性が暮らしやすい世界を構築。。女児の就学を促進し、女性が小規模事業立上げのために融資を受け易くし、やがては家族やコミュニティの経済見通しに変化をもたらすような支援を行うなど、数千年におよぶジェンダーによる差別の解消に貢献。
  • 世界銀行グループとして、開発に統合的なアプローチを導入。変化をもたらし、民間セクターによる投資が活発に行われるような環境の構築を支援。