IDA資金は各国の所得水準経済パフォーマンスや進行中のIDAプロジェクトの運営実績に応じて借入国に配分されます。IDAの貸出条件は非常に譲許的であり、IDAクレジットは無利子または低金利です。

2014年度IDA借入国
上位10か国
単位:100万ドル
インド 3,134
パキスタン 2,098
バングラデシュ 1,888
ナイジェリア 1,628
エチオピア 1,624
ベトナム 1,341
ウガンダ 724
タンザニア 640
ケニア 535
スリランカ 442

貸出条件は、借入国の債務負担リスク、一人当たりGNIの水準、国際復興開発銀行(IBRD)からの借入のための信用力を参照して決定されます。債務負担リスクが高い借入国は資金援助の100%を贈与の形で受領し、債務負担リスクが中程度の借入国は50%を贈与の形で受領します。その他の受領国はIDAクレジットを通常の条件またはブレンド・厳格条件で受領し、返済期間はそれぞれ38年、25年です。

2014年度(2013年7月1日から2014年6月30日)のIDA融資承認額は総額222億ドルであり、このうち12%はグラントとして提供されました。2014年度の新規承認額は242件の新規プロジェクトを対象としたものでした。1960年以降、IDAは112か国に対し、2930億ドルを拠出してきました。年間承認額は着実に増え、過去3年間の年平均は約180億ドルに上りました。

IDAは、初等教育、基本的な保健サービス、水と衛生、環境セーフガード、ビジネス環境の改善、インフラ、組織・制度の改革など、開発のための幅広い取組みを支援しています。これらのプロジェクトは、経済成長、雇用創出、所得拡大、生活水準改善への道を開くものです。

IDAは、以下のとおり、幅広い分野での成長を重視しています。

  • 健全な経済政策、農村開発、民間企業、持続可能な環境への対応
  • 人材、教育、保健(特にHIV/エイズ、マラリア、結核への取り組み)分野への投資
  • 借入国が基本的サービスを提供し、公共資金に関する説明責任を確保する能力の育成
  • 内戦、武装闘争、自然災害からの復興
  • 貿易・域内統合の促進

IDA融資のセクター別割合 全体に占める割合
インフラ 47
社会セクター 18
行政・司法 18
農業 10
工業・貿易 3
金融 3

IDAは、貧困削減のための政策を知的に策定できる知識基盤の構築を図るため、分析研究を実施しています。また、経済成長の基盤を拡大し、貧困層を経済的ショックから守るための方法について、政府に助言を行います。

IDAはまた、債務返済能力のない貧困国の債務を削減するため、ドナー国の協調を図っており、各国の返済困難度に基づいて贈与を配分し、各国の債務の持続可能性を確保するシステムを整備しています。

 

単位未満の四捨五入のため合計が100%とならない場合があります。

IDA協定

IDA協定は1960年に発効しました。最初のIDA融資(クレジット)は1961年に承認されました。

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一目でわかるIDA(PDF)

IDA at a GlanceIDAは世界銀行の最貧国向け基金です。

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国別の成果

トピック/テーマ別の成果